「NOOG」 共栄ゴルフインタビュー 後編
前編に引き続き、NOOGのワンレングスアイアンの生産を担当して頂いている共栄ゴルフ代表坂本さんへのインタビューの内容をお届けします。
前編はこちらから。
製作の過程でぶつかった多くの課題と試行錯誤
ワンレングスアイアンを作る上で、難しさはありましたか?
ヘッドの重量を4番からPまで全て同じ重量で作り上げないといけないというのが一番難しいところでした。
4番とか5番などの若い番手になればもちろん軽くなるし、5番6番など後ろの番手になれば重くなるのですが、これを7番8番と同じ重量に統一しないといけないというのが製造として一番難しいところで、現場含めて一番苦労した点です。
他の点で、実際に作っていく中で難しいなと感じたことはありましたか?
ヘッドのNOOGのロゴと番手の数字部分です。ヘッドのデザインを凹凸の形で浮き上がらせるという加工を過去にやったことがなく、ロゴが浮くという考え方自体がこれまで自分たちが思い浮かばなかったので、それを表現するっていうのが苦労もありつつ新しいなという感じがしました。
アイアン界の革命児「ワンレングスアイアン」
ワンレングスアイアンっていうのは、そもそもどのようなアイアンなんですか?
ワンレングスアイアンは従来のアイアンと違って長さが全て一緒で、クラブのヘッドに角度がついていることによって球の距離だったり球の高さだったりが変わってきます。
従来のクラブは各番手重さや長さが違うものなので、要はその都度その都度ゴルファーがアイアンに合わせてスイングを使い分けないといけない。
しかし、ワンレングスアイアンであれば長さも重さも全ての番手で同じなので一つの番手の振り方を覚えれば全てに対応できます。
ワンレングスアイアンの長所と短所は何ですか?
長所はやはり、一つのスイングだけを練習して、異なる番手においても同じスイングを繰り返せば距離を打ち分けることができるという点です。
また、一つの番手だけをマスターすれば良いので、アイアンの練習時間が少なくても済むようになります。ほぼ全番手を練習しなくても、極端に言えば1つの番手を練習するだけで他の番手も同じように打てるので、練習時間も少なくて済みますし、効率よくゴルフが上手くなる可能性が高いと言えます。
欠点と言えるかどうかわからないですが、従来のアイアンに慣れている方がワンレングスのショートアイアンの番手を持つと、最初の頃は距離が飛びすぎてしまうという話はたまに聞くので、慣れるまで時間がかかるというのは少し懸念材料ではあると思います。
ワンレングスアイアンを使ってみてほしい人はどんな人ですか?
「ミドルアイアンに苦手意識のある人」に使ってみて欲しいです。
従来のアイアンだと、特にミドルアイアンやロングアイアンは打ち損じが多く、自分の適性距離っていうのを知ることがなかなかないと思います。そんな中で、このワンレングスアイアンなら打ち損じが少なくなり、練習場で打った感覚そのままでゴルフ場で打ってもらえるっていう可能性が非常に高いと思います。
なので、自分の番手ごとの飛距離を把握して残りの距離を考えながらミドルアイアンを使える場所がどんどん増えてくると思うので、ミドルアイアンを楽しんで打てるようになると思います。
最近のゴルフ業界について
ゴルフ業界に携わられていて、何か最近の傾向で感じられる部分はありますか?
国内に限るとは思うんですけど、皆さん距離を飛ばしたい方向にどんどん向かってるので、スコアよりも飛距離を求めすぎてるんじゃないかなと思います。
しかし、実際ゴルフにおいてはスコアが小さければ小さいほど楽しいはずなので、このワンレングスのアイアンを使って自分の適正距離が各番手で同じスイングをしながら打てるようになる、つまり「アイアンで飛距離のあいだあいだをうまく打てるようになる」と、ゴルフってもっと楽しくなるのになという気持ちがあります。
徐々に飛距離を求めるゴルフではなくて、正確に距離を打ち分けるという方向にゴルフ業界が動いていってくれたらいいなと思いますね。
「接待」のイメージや「年配の人のスポーツ」のような認識をされることも多いと思うのですが、その辺りはどう感じていますか?
ゴルフは、大自然の中で気の合う仲間たちと一緒に楽しくやりつつ、本当に一生続けられる素晴らしいスポーツだと思います。
そういう価値観をわかっていただける、若者向世代の方たちにゴルフって楽しいっていうことをもっと分かりやすく伝えることが、現状の打開になるんじゃないかなと思います。
実際、例えばゴルフ場のメンバーを持ってる方たちがだんだん平均年齢が高くなってきてしまって、ゴルフ場の経営も難しくなっているというのを聞くので、その中に若い人たちをもっと取り込んでいかないとという危機感はあります。
全然知らない人とも仲良くなれるっていう部分でいうと、これからの人口が減る日本でみんなが友達になっていけるっていうのは一つ楽しみになるんじゃないかなと思っています。
NOOGへの今後の期待
NOOGのブランドに対して抱いている期待と、逆に懸念点はありますか?
懸念点を先に言うと、ワンレングスアイアンの長さが全部統一されてるというのを特にゴルフ歴の長いゴルファーの方々にどれぐらい受け入れてもらえるのかという部分が少し懸念材料です。
期待値でいうと、これから若いゴルフする方々を取り込みたいという観点で自分たちは製造の部分しかできないので、それをどうお客様にアピールするのかという部分はNOOGというブランドにすごく期待しています。
あのデザイン性、それから使用感含め若い方たちやこれから新しいものを何か手に取りたいっていう方が、おそらく手に取るだろうなという、シックなんだけども斬新というコンセプトにものすごく期待値を持っています。
日本で作っているものなので、日本製のアイアンとして海外に販売していくのもすごい面白いなと思っています。
最後に、何かメッセージがあればお願いいたします。
今までにないアプローチでよりゴルフを楽しんでいただける方をいっぱい発掘してほしいと期待しています。
ゴルフ業界にいない人がブランドを作ると、どんな面白いものになるのかなというのが楽しみです!
こちらにて、前編に続いて2編に分けてお送りした共栄ゴルフ 坂本さんへのインタビューは終了となります!
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